元寇の古戦場跡 東公園 

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日蓮上人銅像

 元寇の古戦場、博多湾口の千代の松原の、亀山上皇銅像と日蓮上人銅像は明治37年に約17年の歳月を費やして建立された。東公園はこの千代の松原の中に明治12年(1879)に開かれた公園である。亀山上皇像が高さ21.5m。日蓮上人像が21.2m。この若干の差は皇室への敬意だそうだ。亀山上皇は烏帽子をかぶり、日蓮上人は坊主頭である。

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亀山上皇銅像

亀山上皇銅像は当初は時の執権北条時宗像の予定であったが亀山上皇に変更になった。今から750年前の元寇時に上皇が身をもって国難に代わらんと、伊勢神宮などに祈願されたのを記念するためである。台座に「敵国降伏」の文字が力強く見える。

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敵国降伏

上皇像の作者は福岡市出身の彫刻家で巨匠山崎朝雲。高村光雲の高弟である。
元寇記念像の発案者は福岡警察署長であった湯地丈夫で「国防意識の要請と元寇で亡くなった武士の顕彰」が急務であるとして、全国を回り講演活動と募金活動を行った。筆舌に尽くしがたい苦労の末、除幕式は日ロ戦争の真っ最中の明治37年12月24日。湯地が活動を始めて16年の歳月が過ぎていた。とのことだ。(読売新聞2005.12.29)

日蓮上人銅像建立の主唱者は本佛寺の住職で当時日蓮宗きっての名僧といわれた佐野日管である。除幕式は亀山上皇の除幕式の前月明治37年11月8日(1904)。

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元寇資料館

公園入り口のそばに元寇資料館がある。モンゴルの鎧、兜や元寇の戦いの絵、小島与一の人形などが展示されている。この資料館は日蓮聖人銅像護持教会の施設である。入り口が閉まっていた。張り紙に予約制とある。教会の電話番号が見えたので、厚かましく思い切って電話したら係の人が来て開けてくれた。入館料大人300円。